2026/05/05 09:00
「れもかじゅ」を作る工程の中で、
どうしても出てくるものがあります。
それが、レモンの皮です。
果汁を使う分、どうしても皮は余ってしまうのですが、
この香りのいい皮を、そのままにしてしまうのはもったいなくて。
何かに活かせないかと考えたときに思いついたのが、
パンでした。
わたし、実はパン屋さんもやっています。
ふわふわの、毎日食べても飽きないような、
甘めでおいしいパンを目指して焼いています。
そこに、このレモンの皮をたっぷりと練り込み、
さらに発酵バターを合わせて焼き上げたのが、
「れもんバター食パン」です。

生地のやさしい甘さの中に、
ふわっと広がるレモンの香り。
発酵バターのコクが加わることで、
軽すぎず、でも重たくなりすぎない、
ちょうどいいバランスに仕上がっています。
レモンの皮はたっぷり使っていますが、
主張しすぎず、
食べ進めるほどにじんわりと香りが広がるような感覚です。
試作を重ねながら少しずつ形にしていって、
今ではお店でもよく手に取っていただける、
人気のパンになりました。
特別なことをしているわけではなくて、
あるものをきちんと活かしていくこと。
その中で自然と生まれたものですが、
こうして喜んでもらえる形になったのは、
とても嬉しく感じています。
レモンも、皮も、無駄にせず使いきる。
そんな考え方も、ものづくりの一部だと思っています。
焼き上がる数には限りがありますが、
タイミングが合えば、ぜひ一度食べてみてください。
きっとまた食べたくなる、
そんな食パンに仕上がっています。